娘の夢
娘は気がつくと小さな頃からずっと
「ケーキ屋さんになりたい」
と言っている。
ショートケーキとチョコレートケーキしか食べられないし、
お料理だってしないし
四六時中コナンのことしか考えていないのに
何故かケーキ屋さんなのだ。
昨日のあだち菓子博を経験して、謎が解けた気がする。
「お菓子にはみんなを幸せにする力がある」
多分その事を彼女はよくわかっているのだ。
先日粘土で綺麗な薔薇の花を作ってくれた。
はいママに。そんな感じで薔薇を渡す娘。
彼女は人を幸せにする力に溢れている。
自慢ではなく、彼女はそういう人である。
人の気持ちに寄り添うことができる。
きっと私はその時仕事に追われて疲れていたと思う。だからそうして喜びそうなものを作ってくれたのだ。
私は彼女にこうして溢れるほどの幸せを与えられているから、また誰かに与えられるのだと思う。
私は彼女を人として尊敬している。
まだ幼い部分もあるが、言葉に言い表すのは難しいのだけど、大きく幸せとはどういう状態かをきっと感じ取っている。
その状態を壊さないように立ち回るのが上手い。
幼稚園の先生からも
「マイペースですが、友達想いです。自分を見失わずこのままでいてほしいなと思います」と何人もの方に言われていたことを思い出した。
彼女が彼女らしくいられるように、
私は少しでも環境を整えられるように努めたい、そんなことを思った朝です。
T&E Japan株式会社代表